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<ともに日弁連を変えよう!市民のための司法をつくる会>

2023年3月31日、兵庫県で、有志の弁護士会員の方々と、意見交換会を行いました!

2023年3月31日に,変えよう!会代表の及川智志ほか支援者の弁護士と兵庫県の弁護士会員有志の方々との意見交換会を開催させていただきました。

 

リアル+オンラインでの会議で実施し、20期台のベテランから70期代の若手弁護士まで幅広くご参加頂きました。


①法曹人口問題、②法曹養成制度の問題、③法テラスの問題などについて、率直なご意見をいただき、有意義な意見交換となりました。
いただいたご意見のうち、いくつかのご意見の要旨をご紹介します。

このページの内容

【法曹人口、法曹養成問題】

・自分は1800名くらいのときに司法試験に合格したので、そのときの合格者数より下げろとは言いにくい。
・「司法試験合格者数を1000人にすべき」と言われるとそれより下で受かった人は遠回しに落ちろと言われている様な気がする。
・合格率で話をした方がよい。現在の45%という合格率はさすがに高すぎる。
・予備試験をもっと広げても良いのではないか。ロースクール賛美には賛成できない。
・将来に対しては「不安」しかない(若手会員)。
・若手は誰が日弁連執行部となっても何も変わらないと思っている。
・今や司法試験は「資本試験」、どれだけ予備校に資金をつぎ込めるかが合否を分かつ。
・ロースクールにはもともとあまり存在意義を認めていなかった。
・合格できなかった人のことも考えないといけない。
・ロースクール修了が、司法試験の受験要件でなくても良いと思う。
・ロースクールは選択肢の一つとしてあっても良いと思うが、弁護士になってからロー スクールに行くのが合理的だと思う。
・司法試験に受かる前だと、ロースクールで専門的な授業をしても司法試験科目でない限り、聞く精神的余裕が持てない。
・司法試験合格者数1000人ということよりも理念や趣旨の点を押し出していくべきではないか。
例えば、弁護士の過剰供給が続き需給バランスが崩れると弁護士がお金儲けに走るようになってしまう。そういう事態が人権侵害を引き起こす、といった形で。
・事件数は、やはり減っていると思う。
・本当に地方に法的需要があるのか。
・(弁護士報酬によって)小遣い稼ぎの仕事やコスパの良い仕事を優先的に引き受けしてしまうようになっている。
・(過当競争になっていることに加え、法テラスの報酬水準が低額であるため)「法テラスで」と言われると断らざるを得ない。
・このままの状況で、将来、自分のやりたい(人権擁護の)仕事がやれるのか心配。

兵庫会の皆さんからは、会員の皆さん、とりわけ60期台、70期台の若手の皆さんが、弁護士人口の過剰増員や現在の法曹養成制度、法テラスの問題(特に不合理な報酬の低額さ)について、問題意識をもっていることを強く感じます。

現在の、日弁連の取組ではいずれも極めて不十分なところであり、このような声が挙がるのももっともです。

こうした会員のご意見に,日弁連はきちんと応えていく必要があります。

ご参加頂いた皆さま、本当にありがとうございました!

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