8月20日に,及川代表ほか事務局メンバーと山形県弁護士会の有志の方々とで,日弁連の政策やあり方について,変えよう!会の提言する政策を含め意見交換会を実施させていただきました。
山形会の有志の皆様,ご多忙の中,貴重なご意見をたくさんいただきました。
ありがとうございました。変えよう!会内の議論に生かしていきたいと思います。
☆概要
1 及川代表から,変えよう!会の政策についてご説明
及川代表の自己紹介
51期
商工ローン地獄に苦しむ人と一緒に闘ってきた 高金利対策の弁護団。
素晴らしい先輩弁護士の背中をおっかけてきた。
弁護士はやりがいのある仕事。
弁護士という希有な仕事を次世代につないでいくのが,われわれの責務だと考えてい
る。
そういう観点から,日弁連を変えていきたい。このままの日弁連ではそれは無理。
2 意見交換
(1)広告自由化の問題。東京の法律事務所が,チラシを配布して,集客している。
弁護士の仕事の質に対する危機感がある。
訴訟事件は減少している。
弁護士の所得は当然減少する。
最近の業務内容は,企業内弁護士,行政組織の弁護士。
司法の充実のための増員であれば賛成するが,弱体化のための増員には反対する。
谷間世代の問題は,国家の恥だ。
将来の弁護士のために,頑張って欲しい。
(2)政策の切り口を鮮明にしてほしい。
何のための弁護士自治か,本当の意味の人権擁護とはどういうことか。
弁護士として,譲れない一線はどこか。
若手が人権擁護活動を考える前に,「食って行けない」ということで,目先の仕事ば
かりを考えているのではまずい。
法テラスの償還の減免の制度,生活保護世帯については機能しているが,準生活保護の基準が極めてあいまいであるため,基準を明確にすべきと思う。
現在の弁護士会は,若い弁護士が大半を占めている。
彼らが弁護士会というものをどう考えているのか?
特に東京の若手弁護士はどういう意識なのか?
弁護士間の意思疎通,コミュニケーションが希薄になりつつある。
弁護士会に結集してもらうための切り口は?
司法改革の真の狙いは,弁護士会の弱体化である。弱体化を食い止めないといけない。
(3)若手は,法テラス事件が重要な収入源となっている。
法律扶助協会のままであれば,今以上に仕事はなくなっていると思う。
法テラスの基準では報酬が低い。
立替制度であることから,報酬が低いのではないか。
給付の制度にしないと,報酬水準は上昇しないのでは。
財政的裏付けが必要な問題については,弁護士会として,国に対し,強く発言すべ
きで,政治に向けた発言を強めていく必要がある。
(4)法テラス本部の姿勢「法務省・・・」「財務省が・・・」
弁護士の仕事はボランティアではだめ。
医師会はボランティアではやらない。
昔は,弁護士会の委員会活動をやれば,仕事がきたが・・・。
われわれの仕事に誇りをもとうよと呼びかけたい。
(5)鶴岡支部は,現在弁護士は9名程度。
20期台3人,中堅の50期代6人,70期?
(6)法務省が管轄する法テラス 言いたいことが言えないのでは
(7)変えよう!会を応援している
頑張ってほしい
以上