7月24日に,及川代表ほか事務局メンバーと大分県弁護士会の有志の方々とで,日弁連の政策やあり方について,変えよう!会の提言する政策を含め意見交換会を実施させていただきました。
大分会の有志の皆様,ご多忙の中,貴重なご意見をたくさんいただきました。
ありがとうございました。変えよう!会内の議論に生かしていきたいと思います。
☆概要
1 及川代表から,変えよう!会の政策についてご説明
2 意見交換
(1)弁護士人口問題
・若い人達がどう考えているかが重要ではないか。
・20年後,30年後の弁護士のあり方を,収入面も含めて,いまから検討していく必要がある。60期代以降の弁護士が声を上げることが重要である。
・若い人達に真剣に活動してもらう必要がある。
今のところ,若い人達の意見表明がないことが気にかかる。
・若い世代は,弁護士人口増員の結果,弁護士となった。「増員政策が間違っていた」というと,反発があるのではないか。
(及川)変えよう!会では,政策を見直し,「弁護士の生活を守る」を最重要政策とした。ご指摘のとおり,若い人たちにも政策を届け,意見を聞いていきたい。
・弁護士人口が減れば,業務は増えるかもしれない。
大分は,会務が多い。弁護士人口が減少した場合,少ない人数で会務をこなせるか心配である。
最近5年間の新入会員は,10人未満である。
他の弁護士から聞いた話では,この10年間で弁護士の業務が拡大したとのことである。
・修習修了者の就職状況は大幅に改善されたのではないか。
「就労環境の改善」という政策は賛成。
・宇都宮執行部のときの「法曹人口政策会議」はよかった。
自由にものを言えた。少数意見を排除しないで,議論を尽くした。
その上で,ぎりぎりの意見集約を行った。
・大分会は「1000人決議」もしているので,変えよう!会の政策「司法試験の合格者数を1000人以下に」は大賛成である。
変えよう!会は,「1000人以下」を第1の政策とすべきではないか。
(2)法テラス,民事法律扶助,国選弁護
・民事法律扶助の報酬の引き上げは重要であるが,外部の人の理解が得られるかも心配である。給費制廃止問題のときは,対外的には訴えやすかった。
民事法律扶助の報酬の引き上げは,弁護士の収入を増やすだけではないかと言われる可能性がある。
(及川)報酬の引き上げだけではなく,「償還免除の拡大」も訴えていく。
きちんとした報酬が弁護士に支払われることで,弁護士が良質な業務を行えるようになるのではないか。
・たしかに国選弁護報酬額は低いが,国選弁護を熱心にやっている人が,報酬水準をどう思っているのか。調査が必要ではないか。
・法テラス改革は,必要かつ重要である。
申請手続を簡素化すべきである。
理事長が弁護士ではなくなっているのも問題であると思う。
法テラス地方事務所の所長は,もっと意見を述べていくべきである。
以上