私は,日本の弁護士会という制度は素晴らしいと思っています。弁護士達が結束して,かつ,権力から独立して不条理に立ち向かっていく姿は私が弁護士を志した動機の一つでもありました。しかし,今の日弁連は,権力に忖度をするばかりか,仲間に冷酷な団体になっており,私が思っていた日弁連とは違うものになっています。
及川さんは,そんな今の日弁連を堂々と批判する人物であり,日弁連の再生は及川さんでなければ不可能です。及川さんの最大の特徴は,常日頃から,若手弁護士のことも仲間であると明言し,気にかけているといることだと思います。
変えよう会の政策にもブラック事務所対策等があり,他の弁護士が述べないような若手が苦しんでいる問題について積極的に取り組もうとしています。また,弁護士の労働環境は,急激な法曹増員政策も原因の一つですが様々な要因により,厳しい状況に置かれています。疲弊し,潰れて行く仲間達を何人も見てきました。日弁連は潰れて行く仲間達を見て何も思わないのか何ら対策を行いません。そんな中,及川さんが主張する政策が実現すれば,仲間を想う日弁連となり,弁護士会は弁護士の信頼を得てより強固なものになります。
話は変わりますが,私は,弁護士登録1年目の頃,千葉県弁護士会にLGBTsの問題を扱う委員会が存在しないことを疑問に思い,及川さんに相談したことがあります。そうしたところ,及川さんは,是非同問題を扱う委員会を弁護士会でも設立すべきだとおっしゃったうえ,当会でかかる問題に精力的に取り組んでいる弁護士がいるので一緒に取り組むべきである旨ご助言してくださいました。そして,後に,及川さんが千葉県弁護士会の会長であったときに,及川さんはじめ多くの方のご尽力により,同会にLGBTs問題の担当部会が設立されました。及川さんがいなかったら千葉県弁護士会のLGBTs部会は存在していませんでした。及川さんには,私のような若輩者の相談に乗ってくれる広い心があるほか,弁護士の使命である人権擁護を力強く推し進める積極性があります。
若手弁護士の皆さんに訴えかけます。若手の声を反映してくれるのは及川さんだけです。是非,若手の現状を訴えかけたいお気持ちがあれば及川さんを支援してくださいますようお願い申し上げます。