2021年8月20日 12時~13時 仙台弁護士会館

by 事務局 | 2021年8月20日 5:42 PM

8月20日に,及川代表ほか事務局メンバーと仙台弁護士会の有志の方々とで,日弁連の政策やあり方について,変えよう!会の提言する政策を含め意見交換会を実施させていただきました。

仙台会の有志の皆様,ご多忙の中,貴重なご意見をたくさんいただきました。
ありがとうございました。変えよう!会内の議論に生かしていきたいと思います。

☆概要

1 及川代表から,変えよう!会の政策についてご説明

及川代表の自己紹介
51期
商工ローン地獄に苦しむ人と一緒に闘ってきた 高金利対策の弁護団
素晴らしい先輩弁護士の背中をおっかけてきた
弁護士はやりがいのある仕事
弁護士という希有な仕事を次世代につないでいくのが,われわれの責務だと考えてい

そういう観点から,日弁連を変えていきたい。このままの日弁連ではそれは無理。

2 意見交換

(1)変えよう!会の政策についてはほぼ賛成。
今,気になっているのは,弁護士の分断である。
その1つが谷間世代の問題。
分断の原因は,司法制度改革と新自由主義(市場原理優先)にある。
弁護士を増やして,弁護士同士を過度に競争させる。それによって,分断が生じる。
売上至上主義の弁護士が増えていることが憂慮される。

(2)公益活動をすることは弁護士として当然であり,自分もやっているつもり。
しかし,給費制を廃止した「国民」から,とやかく言われる筋合いではないとも思っている。
基本的人権の擁護と社会正義の具体的内容について,コンセンサスを得ることは難しい。日弁連として1つの結論を出すと分断が生じることになりかねないので,そのような観点から,政策骨子の憲法9条の部分には反対である。

(3)基本的人権の擁護と社会正義の具体的内容について,コンセンサスを得ることは相当困難である。そのことに,労力を使うことにどれだけの意味があるのはよくよく検討するべきである。
現在の日弁連の意思決定手続には,大きな問題がある。手続的な問題から,改革していくのがよい。

(4)分断はしかたがないのではないか。
もともと分断はあったのではないか。
公益活動を「やらされた」という感覚は自分にはない。
公益活動は,楽しいからやってきたのにすぎない。
日弁連の会務運営方法の改革は重要である。
地方単位会のやることが多すぎる。
しかも,あまり意味がないと思われることが多い。
地方会の回答や意見がどれだけ,日弁連の意思決定に生かされているかも全く不明である。
日弁連の理事会の形骸化も問題である。
透明性のない所で,多くの意思決定が行われているのではないか。

(5)LACの報酬水準があまりに低すぎる。
「日弁連総会のオンライン化」は,各論ではなく,総論であると考えている。
個々の会員が,具体的な問題提起を行って,制度改革を実現していくことが必要であり,重要である。
政策骨子の最初で,法テラスの報酬問題を取り上げているが,おそらく全ての会員がこれに賛成であり,これを一番目に持ってきているのはよいと思う。
憲法9条について,これまでの執行部が中身に踏み込むことに慎重であったのは,それなりの理由がある。中身に踏み込むことによって,会員間に分断が生じるのではないかという懸念。

(6)自分は谷間世代であるが,分断は感じていない。
谷間世代の問題は,谷間世代からは言い出しにくい。
日弁連と弁護士会が悪いわけではないと理解している。
日弁連と弁護士会が,谷間世代の問題に取り組んでくれることはありがたい。

(7)日弁連の委員会の運営が,会長委嘱の委員が中心になっているのは問題がある。
地方の声が十分に反映されていない。
日弁連の委員会については,オンライン参加を推進すべきである。
法テラスが,箸の上げ下げのようなことまで口をだすことは問題がある。

(8)日弁連に地方単位会の声が届いていない。
どこで一致点を見出して,活動していくのかを考える必要がある。

(9)裁判員裁判と非裁判員裁判とで,国選報酬の格差が大きすぎる。
法テラスは,官僚主義・形式主義に固まっている。
日弁連から,単位会に対して,意味のないと思われる情報収集依頼等が多すぎる。
そのくせ,肝心なことについては,地方単位会には聞いてこない。

以上

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