全国行脚日誌

2019年11月7日18時から 新築4年目の愛媛弁護士会館にて

翌日が四国弁護士会連合会定期大会というのに、たくさんの愛媛会のみなさまにお集まりいただきました。ありがとうございます!いただいたご意見の概要は以下のとおりです。

・法科大学院は、確かにお金もかかるし、学ぶ機会が不平等になってしまっている。試験の対策は他でやってくださいという感じで、法科大学院は、司法試験合格のためにはむしろ邪魔になっている。ただ、法科大学院制度を否定されることには、法科大学院出身者としては、複雑な気持ちがある。

・金銭的、時間的に公平な試験、平等なチャンスを与えるためには、究極的には単純な制度にするべき。予備試験組が増えているし、法科大学院は、法曹コースなどの手直しだけでは限界に来ているのではないか。ただ、法科大学院出身者としては、法科大学院を廃止と言われると複雑な気持ちになる。

・法テラスについては、経済的弱者のための制度として意味があると思うが、独立開業して間がないという立場からは、法テラスの案件が増えると、経済的にとても苦しい。法テラスの報酬基準、費用の見直しが必要。ただ、被援助者の負担軽減のため、償還免除の拡大もあわせて進めてほしい。

・法テラスと契約しないと国選刑事が来ない、生活保護の委託援助も使えない。法テラスを通さないと事件が受けられない制度はおかしい。法テラスに習熟度を評価されたくもない。

・全国的な非弁対策、広告規制に取り組むべき。弁護士の業務を守るだけでなく、消費者被害の救済、防止のためにも。日弁連は、非弁と広告審査の委員会に人と金をかけるべき。

・67期、谷間世代。国が法曹養成の費用を出すのが筋であるはず。修習貸与金は返せない額ではないが、不公平感がある。

・日弁連から地方単位会でやれと言われる課題が多すぎる。

・地方では会務がたいへん。委員会8つに入っている。委員会では、いつまでも若手のままになっている。しかも若手は、法テラス事案が多く、多数の事案を受けなくてはいけないので、忙しい。
・弁護士会には何も期待していない。委員会に来ないという判断についても正しいと思う。

・委員会活動、会務については、会員が増えても盛り上がっていない。どの委員会に行っても同じ顔。どうしていったら良いのか。人を減らしても解決になるのか。プロボノの充実はどうやってすれば良いのか。

・委員会活動は大切。弁護士が一般の方から尊敬されてきたのはそういう活動。ビジネス弁護士になってしまえば、一般の自営業者と変わらない。しかし、弁護士が増えて、多重会務問題が逆に広がった。ビジネス弁護士は、他の弁護士の活動をただ乗りで利用している。

・ある意味、弁護士は職人で、親方の仕事を見て勉強してきた。そういうのが全くなくなってしまった。裁判官も同じ状況。裁判所の中で憲法や人権が語られていない。