ごあいさつ

投稿日:

 私は計7年間の会社員生活を経験した後に弁護士になりました。会社員は向いていなかったのだと思います。組織の中で自らの良心に従って行動することの限界を感じました。転職をしてもうまくいかず、これが最後の人生の賭だと思い定め、30歳を目前に当時勤めていた新聞社を辞め、司法試験に挑戦しました。いま思えば、無茶をしたと思いますし、司法試験に合格できて、ほんとうによかったと思います。

 ともあれ、弁護士になって、はじめはそれほどではなかったのですが、次第に弁護士の仕事が好きになりました。いまの社会で、自分の正義と良心に従って自由に暮らしていける仕事というのは、そうそうあるものではありません。もちろん自分なりの正義と良心は磨き続けなくてはなりませんが、弁護士の仕事は、まさに自由と正義で生きていける仕事です。ですから、私は、弁護士の仕事が好きです。

 逆に言えば、正義や自由がないのであれば、弁護士の仕事をしていても意味がないと思います。ところが、いま、司法「改革」という名の弁護士潰しが進んでいます。この間違った司法「改革」を早く止めないと、弁護士は弁護士でなくなってしまうと思っています。

 そうした思いから、2017年に千葉県弁護士会の会長、日弁連の理事を務めさせていただいたのですが、その際、日弁連が、いかに間違った司法「改革」を進めているか、また、いかに「普通の弁護士」の意見をないがしろにしているか、痛感しました。ですから、このような日弁連を変えて、全国の弁護士の総意として、間違った司法「改革」に反対の声をあげる必要があると思います。そして、ほんとうの司法改革を実現し、弁護士が弁護士の仕事を誇りとして、人権擁護のために生き生きと働くことができるようにしなければならないと思います。それでこそ、市民のための司法をつくることができるのだと思います。

 いま、全国の弁護士有志が集まって、日弁連を変えていくため、「ともに日弁連を変えよう!市民のための司法をつくる会」(略称「変えよう!会」)の設立準備を進めています。設立総会は、本年6月8日午後、東京都千代田区神田駿河台3-2-11の「連合会館」で開催する予定です。そこで、まずは、現時点での「変えよう!会」の重点政策をみなさまにご案内させていただきます。起案の取りまとめに至らず、まだ、充分に書き込めていない、または、まったく書けていない、重点政策課題もたくさんあります。この点については、これから補充していきますので、みなさまからもご意見をいただければ幸いです。

わたしたちは,日弁連のここを変えたいと考えています。
重点政策概要を御覧ください。
<こちらをクリック>

 

及川 智志(おいかわ さとし)

〒271-0091 
千葉県松戸市本町5-9 浅野ビル3階 市民の法律事務所 
電話047-362-5578 FAX047-362-7038
メールアドレス: shimin.lo☆nifty.com (☆部分を@に変えて送信ください)

›略歴

1965年5月26日に宮城県石巻市で出生。小学生のときに父が経営していた水産加工会社が倒産して夜逃げ、東京、静岡と引っ越しを繰り返し、静岡県清水市(当時)の清水東高校を1984年に卒業。

同年に早稲田大学法学部に入学、同校を1988年に卒業後、百貨店(丸井)に就職、紳士服売り場に配属。2年半ほど勤めたものの、会社組織になじめず、転職して、業界紙(化学)の記者となる。しかし、記者生活にも自由の限界を感じ、結局、これも4年ほどで辞め、アルバイトをしながら司法試験に挑戦。1996年に司法試験合格、1999年に弁護士登録(51期、千葉県弁護士会)。

同会では、消費者問題委員会、社会福祉委員会、憲法問題特別委員会、公害防止・環境保全委員会などに所属。弁護団活動では、サラ金(消費者金融)やヤミ金融などの高金利被害事件、商工ローン被害事件、武富士会社更生事件(取締役責任追及訴訟)、ダム問題や廃棄物処分場・ゴミ・残土問題などの環境事件、東京電力福島第一原子力発電所事故に関する損害賠償請求事件などを経験。2017年度千葉県弁護士会会長。